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平成14年8月17日 朝日新聞の1面を飾ったある小学6年生の文章

毎日、「新聞がつまんないなぁ」と思いつつ読んでいるのですが、
今朝の新聞を捨てようとして、読み飛ばしていた1面の記事が目に留まりました。


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「いじめている君へ」 想像して わが子を愛する人の姿を

ぼくは小学6年生です。
タレントだけど、ふつうの女の子です。

今から書く言葉は君には届かないかもしれない。
だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから。

いじめがばれた時、いじめっ子が「いじめてない」って言うのは保身のためだけじゃなく、
正直な気持ちじゃないかなと思います。

ただ遊んでいるだけなんだよね。
自分より弱いおもちゃで。
相手を人間だと思ってたら、いじめなんてできないよね。
感情のおもむくままに、醜悪なゲームで遊んでいるんだもんね。

ぼくもツイッターでよく死ねとかきえろとかブスとかウザいとか言われます。
顔が見えないから体は傷つかないけど、匿名なぶん、言葉のナイフは鋭いです。

ぼくだけでなく、時には家族を傷つけられることもある。
涙が出ないくらい苦しくて、死にたくなる日もあります。

けれどぼくは、ぼくがいくら泣こうが、自殺しようが、
その人たちが何も感じないことを知っている。
いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。
いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。

いじめを止めるのは、残念ながらいじめられた子の死ではありません。
その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。
いじめは、いじめる子に想像力を持ってもらうことでしか止まらない。

いじめゲームをしている君へ。
あのね。キモい死ねと連日ネットで言われるぼくが生れた日、パパとママはうれしくて、
命にかえても守りたいと思って、ぼくがかわいくて、すごく泣いたらしいです。
それは、ぼくが生意気になった今でも変わらないそうです。

想像してください。
君があざ笑った子がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、
うれしくて泣いたり笑ったりしたした人達の姿を。
君がキモいウザいと思った人を、世界中の誰よりも、じぶんの命にかえても、愛している人達のことを。

そして、その人達と同じようにわらったり泣いたりして君を育ててきた、君のお父さんやお母さんが、
今の君を見てどう思うのか。

それは、君のちっぽけな優越感と引き換えに失ってもいいものなのか。
いま一度、考えてみてください。

                                 タレント 春名風花(朝日新聞より)


朝日新聞の電子版サービス「朝日新聞デジタル」


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朝日新聞でいじめをテーマに各階の著名人が子どもに語りかける形で連載が続いていました。
今回の春名風花さんの文章が最終回だそうですが、最終回、且つ、1面を飾る記事にふさわしい文章だと思いました。


連載は9月20日に『完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ』という題名で書店に並ぶそうです。
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2012.08.17 | | コメント(0) | トラックバック(2) | 言葉

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